トルコ イスタンブール 2002.09.12 - 09.15

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イスタンブールへまた戻って来てしまった。今回の世界旅行では、4回目。一回目はナイロビからやって来て(以前のイスタンブールページはこちらをクリック)、2回目はヨーロッパアルプスから、3回目はトルコ東部の旅行を終えてアメリカへ行く前に、そして今回はウズベキスタンから飛んできた。ウズベキスタンからフランスまでどういうルートで行こうかと随分迷った。空路でポーランドへ行き、スロバキアでトレッキングをしてから、ゆっくりと電車で南下しようと長いこと思っていたが、最後の方でやはりイスタンブールの魅力に勝てずに、イスタンブール経由でブルガリア・セルビア・ボスニア・クロアチア・スロベニア・イタリアルートでフランスに向かう事にした(このルートもクロアチアから変更になった。)

今回はスルタンアフメット地域の安いドミトリーのある宿に泊まろうかとも思ったが、ちょっと贅沢をして今まで泊まった宿の中で一番好きだった、安宿街からはブルーモスクをはさんで逆側にある、ホテル・トゥルクメンへ行ってみた。前回仲良くなったフロントの手伝いをしていたアードゥルは念願がかなってアメリカへ渡ってしまっていなかったが、別のフロントの人が私達を覚えていてくれて、ベランダからマルマラ海が一望出来る部屋を割引してくれた。行きつけの家族経営のレストラン(詳しくは以前のイスタンブールページへ)へ行くと、お兄さんとお父さんが私達の事を覚えてくれて、弟は今兵役でいないんだよと教えてくれた。また、レストランの前にあるホステルではホテル・トゥルクメン元従業員がいて、私達が戻ってきた事を喜んでくれた。次から次へと暖かい出迎えを受け、まるで昔住んでいた町に帰ってきたみたいであった。また、以前に観光やシリアビザ取得の為に、町中をバスやトラムを使いこなしてがんばった時の勘がすぐに戻り、前回やり残した事や現金をおろしてユーロに両替をするなどの用事が、とってもスムーズに運ぶのもとても楽だった。町に出かけるのも楽しいし、マルマラ海の見えるきれいな部屋へ戻るのも嬉しいという毎日はあっという間に過ぎてしまい、本当は一泊だけしてすぐにソフィア行きの夜行バスで出発しようと思っていたのに、3泊してもまだ去りがたい気持ちが強かった。イスタンブールは是非また訪れたい、数少ない町のひとつである。

前回やらずにちょっと後悔したのが、ボスポラス海峡クルーズである。クルーズとは言っても観光船に乗るのではなく、1日に3回往復する定期船(片道約US$1.5)にのり、いくつもの船着場に立ち寄りながらボスポラス海峡を上り下りするのだ。残念ながら天気はそんなに良くなかったのだが、それでも海から見るイスタンブールの景色は、陸から見るのとはまた違った表情を見せてくれて、今回行ってみて本当に良かったと思った。船からは海を見渡す豪邸がたくさん目に付いた、あんなにすばらしい場所で住む事が出来ればいいなあと思わずにはいられなかった。私達はその日の夜行バスに乗る予定だったので、一番早い船で帰ってきたが、夕焼けに浮かぶイスタンブールの町並みが一番印象に残ったという話を聞いたので、また時間のあるときにやってみたいものだ。
ボスポラス海峡を通り黒海方面へ向かう船から見た、元オスマン・トルコ帝国のスルタンの宮殿。

ボスポラス海峡を通る船からは、このようなモスクやその他の美しい建物がたくさん見える。海沿いの家はものすごい豪邸が多かった。

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