トルコ カッパドキア 2001.04.13 - 2001.04.21

洞窟

カッパドキアは歩き回るのが好きな人々にとって楽園のような所だ。ロッククライマーにとってはこの地域全体がおもちゃ箱のようで、行く所行く所新しいおもちゃが待ち構えている。風や雨で侵食された結果、奇妙な形をした岩が数多く残り、昔の人々はこの岩に洞窟を掘り生活をしていたのだ。また弾圧から身を守るために、キリスト教徒は地下に複雑でしかも大規模な地下都市を築けあげ、ひっそりと暮らしていた。現在は数多くある地下都市の内、いくつかが発見されて発掘され一般公開されている。

ウフララ渓谷

ウフララ渓谷は一見ただの景色のすばらしい峡谷だが、よく見てみると一体全体あんな所にどうやって登ったのだろうかと驚くような、崖の壁面の高いところに窓らしきものがたくさんあるのだ。下のほうの入り口に入ってみると、必ずと言って良いほど人がようやく入れる大きさの、垂直に伸びる上り口が何十メートルも続いているのだ。渓谷は全長約14キロあるが、最初から最後まで洞窟は途切れなく現れて、一日がかりでも時間が足りない位だった。

安宿が多くあるギョレメの町から乗合のミニバス等を利用して訪れると、距離的にはそんなに遠くないのだが交通の便が悪く一泊二日必要だ。私達は運良くロッククライマーのケントとマイクと出会い、4人でタクシーをシェアーして乗合のミニバスと同じくらいの値段で日帰り旅行ができた。


ギョレメ

私達が泊まったパラダイスペンションの洞窟の部屋を外から見たところ。夜中にトイレに行くのが大変だけど、昔の人々の生活の雰囲気を味わえる。

ギョレメから歩いて行けるローズバレーは、土壌に含まれる成分の違いにより、ばら色・黄色・緑色の層を成している。

ローズバレー全体には、昔人が住んでいた洞窟の数々や、教会跡がある。

ウチサーのお城

巨大な岩の塊のありこちに蜂の巣のように洞窟が掘られている。家に帰るのも命がけだと思われる所に洞窟があった。今は誰も住んでいないので昔の人々の生活ぶりを想像しながら探検を楽しめる。

ウフララ渓谷

下のほうにある入り口から洞窟に入り、約10メートル直角に伸びる上り口を登ったところの窓から顔を出すウェス。高所恐怖症の私は下で写真担当。

途中アスパラガスが群生していたので、今日のおやつは新鮮なアスバラガス。時間があればバックパックいっぱいに収穫したい位だった。翌日具合の悪くなった私の病人食としても活躍してくれた。

ダリンクユ地下都市

ダリンクユ地下都市は地下8階もある大規模な作りである。要所には、中からしか閉じれない大きな石のドアが設置され、外からの進入を防ぐ仕組みになっている。

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