スイス インターラーケン 2000.7.31 - 2000.8.3

インターラーケンとその周辺

インターラーケンはその名の通り、2つの湖の間に位置する観光地である。ツェルマットに劣らず、日本人観光客の多い町だ。

インターラーケンの周りには、日帰りハイキングのコースが数多くある。

8月1日はスイスのナショナルデーという祝日で、家々にはスイス国旗が掲げられ、インターラーケンの町では、盛大な打ち上げ花火でお祝いムードを盛り上げていた。
  

インターラーケンの近くでは、ユングフラウ地方のアルプスの峰峰(アイガー、ユングフラウ等)を見ることができる。写真左の山の影になっている部分が、落石と氷の為、世界でもっとも登頂が難しいとされるアイガー北壁。

Stockhorn

Stockhornは、前章のWildstrubel Traverseとインターラーケンの途中にある。他のスイスアルプスの山々の多くと同じように、山の頂上近くまでゴンドラで行くことが出来る。山の麓から頂上まで、もちろん歩くことも出来る。標識によると約4時間半で頂上までたどり着く。

私たちは予定では、麓の町に一泊して、ゴンドラの中間駅から頂上まで行き、また中間駅まで戻る、円形の登山道を歩く予定だった。しかし、町にひとつしかないホテルがその日(毎週月曜日)お休みで、しかたなくゴンドラで最終駅まで往復し、その日はインターラーケンまで行くことにした。

山の頂上からは、フランスのモンブランや、ユングフラウ、アイガーなどが見渡せるすばらしい景色が広がっていた。前日からその日の朝にかけて山越えした、Wildstrubelの山脈も見ることが出来た。

Stockhornの頂上から飛び立ったハングライダー。飛び立つ瞬間を見ているだけで、こちらの血の気が引いてくる恐怖感がある。上手な人は、上昇気流にうまく乗り、長いこと空を遊泳していた。それほど上手くない人はあっという間に下界に降りていってしまった。

Justistal

インターラーケン・ウェスト駅前からバスで、Beatenbergへ行き、そこからゴンドラに乗り、Niederhornという山へ登ると、そこはパラグライダーのメッカだった。前日のハングライダーは下が全くみえない、離陸台の足場から飛び立っていったので、見ているほうも怖かったが、パラグライダーをする人々は、斜面を走りながら飛び立つので、見ていてもそんなに怖くなかった。

Niederhornから歩いて1時間半くらいで、Gemmenalphornという見晴らしの良い地点へたどり着く。途中崖っぷちの細い道を行く所もあるが、比較的簡単なハイキングコースである。私たちはこのあと、Justitalへ向けて降り、全部で16キロコースを歩き、ゴンドラの下の駅まで戻ったが、最後の8キロくらいは道路沿いのあまりおもしろくない道なので、Gemmenalphornからゴンドラ駅に戻って、ゴンドラに乗って降りたほうが良いと思う。

Justistalは両脇に立つ2000メートルの崖が、完璧な馬の蹄鉄の形を作りだしている。

野生のIbexが、Gemmenalphornのすぐ下の崖の上に10頭ぐらいでのんびりとしていた。Justistalへ降りる登山道のすぐ近くにIbex達が群れており、その大きさに驚いた。

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