ポルトガル | シントラ・ロカ岬 | 2001.01.11 - 2001.01.13 |
地の果て シントラはリスボン・ロシオ駅から電車で45分というとても便利な場所にあり、またユニークなペナ宮殿や王宮、ムーア城遺跡などがあり、なかなか楽しめる町である。またユーラシア大陸最西端の地、ロカ岬へもバスで45分で行ける。 一人旅の締めくくりにシントラで2泊することにした。リスボンから近いのに、海から多少離れているせいかリスボンよりも随分寒い。おまけに宿泊したアパートを一人で占領出来るのはいいが、暖房がなくて寒くて夜寝れなかった。しかし、次の日ここを紹介してくれた観光案内所の女性に頼んで、大家さんに電話してもらい、携帯(?)暖房機を入れてもらったら、まるで別世界のよう。台所も・大きな浴槽も付いていて大満足。 「地の果て、海の始まる所」とあるポルトガル詩人が詠った地、ロカ岬では一時間半に一本バスが来る。歩かなくても行けるなんてなんて便利な「地の果て」だろうと思っていたのだが、予定より数分早く来た帰りのバスに乗り遅れてしまい、合計で3時間待つはめになった。つまらないので、次の町まで30分くらいかけて歩く途中ヒッチハイクを試みたが、通りかかった車は2台しかなくどちらも停まってくれなかった。ちょっとだけ地の果てに来てしまった気分になった。 余談になるが、シントラの王宮で入場券を買う時、600エスクードと言われて払った。王宮の中に入って何気なくチケットを見たら、値段が300エスクードと書いてある。後でチケット売り場に戻り、唯一英語を話せるお姉さんに事情を話し助けてもらったら、チケット売りのおばさんは絶対300エスクードしか貰っていないと言い張っていた。しかし、何故か英語を話せるお姉さんはチケット売りのおばさんが嘘をついていることを見抜いていてきちんと差額を返してもらった。もしかしたら、よくあることなのだろうか。そうだとしたら、そんな人に現金任せて大丈夫なのかな?スペインと違いポルトガルはだまされる心配がほとんどなかったので、注意力が落ちてきた途端にこうなってしまうとは、まるで油断するなよと誰かに言われているようだ。
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シントラ | |
色鮮やかなペーナ宮殿は、内部の復元にも力が入っており、各部屋の説明書も英語があり分かりやすい。アラブ・インド・中国の影響を受けた内装は今まで見たどの宮殿と比べてとてもユニークだった。中庭や外装で使われているタイル細工もきれい。個人的には町の中心にある王宮よりも楽しめた。はるか大西洋が見渡せる。 | |
ペーナ宮殿の裏から見た、ムーア城遺跡。 | |
ロカ岬 | |
「地の果て、海のはじまる所」という、ポルトガル人詩人カモンエスが詠った一節が刻まれた碑のあるロカ岬は、ユーラシア大陸最西端の土地である。あまりの強風に飛ばされないよう、記念碑にしがみつく私。 | |
崖にぶつかる波を見ていると、はるばる遠くに来てしまったなあとしみじみと思ってしまう。とはいっても、車でもバスでも来れるので、そんなに僻地ではない。リスボンからも充分日帰りで来れる。 |
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