ラオス | ワットプー・コーン島・パクセ | 2002.2.15 - 2002.2.20 |
ラオスを訪れた人の話を聞くと、かなり好意的な意見と、がっかりしたという意見に分かれていた。がっかりしたと言っていたカップルは、いろいろな人からいかにラオスが素晴らしいかを聞き続けていたが、ミャンマーへ行った後にラオスへ行ったらがっかりしたそうである。私達もこのカップルと同じように、ミャンマーの後に訪れるので、いったいどういう印象を受けるかが多少不安ではある。
ラオスに対する全体的な印象は、ラオスを去るときまで分からないが、第一印象は必ずしも良いものではなかった。まず、ラオスに入国する時入国審査官から50バーツの「スタンプ料」を要求された。時間外料金がかからない時を選んで来たのに、いかにも賄賂とわかるお金を取られるのは頭にくるので、払わなくてすむようにがんばったが、結局入国スタンプの上にキャンセルのスタンプを押されてしまったので、払う羽目になってしまった。
他にも乗合いトラックの運転手やトゥクトゥクの運転手が、次々と私達をぼろうとして本当に疲れてしまった。
ラオス南部のカンボジア国境近くの村々の子供達は無邪気で好奇心旺盛であり、私達の姿を見ると家の中から走って出てきて、「サバディー」と手を振りながらあいさつしてくれた。人々はのんびりとしたペースで生活をしていて、旅行者もいつのまにかラオスのペースに変わっていく。普段私達は結構歩くのが早いほうだが、ラオスにいると早く歩く理由も目的もないので、早く歩けなくなってしまった。
バスやボートの出発時間はあってもないようなものなので、まず朝早くバス停へ行ってみて、出発するまで待つ事になる。運が良くてすぐ出発する時もあるし、何時間も待つはめになる時もある。ラオスのバスは今まで訪れたどの国のバスと比べても、オンボロ度ではダントツ一位であった。南部の都市パクセから首都のビエンチャンへ向かう、約16時間の夜行バスでは、前の座席との間が狭くて背の低い私でさえぎりぎり足が納まる状態であった。ウェスは足が入らず通路側に向いて斜めに座らなくてはいけなかったが、通路にはプラスチックの椅子に座っている人がいるので、スペースはかなり限られていた。ラオス北部に行けば交通事情は良くなるだろうと思っていたのだが、北部の一部ではバスがなくて大型トラックの荷台にぎゅうぎゅう詰めになって、10時間埃まみれになったり、雨に降られて濡れながら7時間凍えながら小型トラックの荷台に乗る事になるとは、この時は知らない私達であった。
ワットプー | |
ラオス国内で一番保存状態が良いといわれるワットプーへ向かう途中の階段の崩壊度から分かるように、ワットプーはずいぶん荒れ果てている。 | |
ワットプーの比較的保存状態の良い像から、過去どれだけ素晴らしい寺院だったのかが想像できる。 | |
コーン島 | |
Phapeng滝は東南アジアで水の量では一番大きい滝である。コーン島からは約2時間半、デット島からは約30分。デット島からのツアーでは、この滝と淡水イルカを見るパターンが多い。 | |
パクセ | |
ラオス南部では旅仲間には恵まれた。左からカトリン、ビヨーン、たけ、正美とウェス。 |
Copyright © 2000-2002 Wes and Masami Heiser. All rights reserved.