ギリシャ | サントリーニ島 | 2001.06.01 - 2001.06.06 |
ギリシャの島 白い壁の家、青い屋根の教会、見渡す限り青いエーゲ海、雲ひとつない青空という、長い間思い描いていた理想のギリシャの島の姿が、ここサントリーニ島では現実にあった。アテネからフェリーで10時間位でたどり着く(飛行機でも来れる)サントリーニ島は、想像していたより観光地化していて人も多いが、それでも町の美しさは何事にも替えがたい。 サントリーニ島行きのフェリーが発着するPireiaへはアテネから地下鉄で20分位でたどり着く。フェリーは大きくてほとんど揺れを感じさせない。船酔いを心配して酔い止めの薬を飲んだ私達は、フェリーが出発する前から眠気に襲われ、夜中ほとんどぐっすりと寝て過ごした。 サントリーニ島に朝7時位につくと、ホテルやペンションの客引きが待ち構えていた。ガイドブックによると、この客引きの中には宿がとても不便な所にあるのに島の中心にあると嘘をつく人々が多いという。そこでバスに乗って島の中心に行ってから、宿を探すことにした。島の中心にあるフィラの町でバスを降りると、人の良さそうなおじいさんが客引きに来ていた。このおじいさんに連れて行かれたのは、町の端っこにある、このまま居着いてしまいそうな程落ち着ける、白い壁と青の窓がきれいなこじんまりとしたホテルだった。ここをベースに重いおしりを無理やり動かして、島の観光をぼちぼちとした。 ある日3時間のボートツアーに参加した。火山の島と温泉の島を訪れるツアーだった。火山の島は思ったほど景色が良くなく、そして温泉とは名ばかりで地表の温度によって温められた海水のことだった。しかも沖に漂着したボートからはるばる岸まで泳いでいかなくてはいけない。泳ぎが苦手な私は温泉にひかれて泳ぎだしたが、溺れそうになりさんざんな目にあった。サントリーニではホテルアフロディティで海を眺めながらのんびりするか、近くの村々に散歩に行くのが私には一番良い時間の過ごし方だった。 中東にいる間、ホームページの更新に身が入らなく遅れがちだったのが、ここサントリーニ島の青空の元で急にやる気が出てきた。四週間遅れだった旅行記が急に追いつけたのも、ここサントリーニ島のおかげだ。ホテルの名前のように女神が私達に微笑んでいるようだった。
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サントリーニ島 | |
サントリーニ島に行くきっかけとなったのは、この教会の絵葉書をアムステルダムのギリシャ料理の店で見たからだった。宿泊したフィラの端っこにある宿のすぐ近くにあったのに、気が付くまで数日かかった。 | |
フィラの町の時計台と教会。 | |
フィラの北にある町Imerovigliの教会。フィラから海沿いの崖の上に遊歩道があり、近くの島々やエーゲ海を眺めながら、散策できる。 | |
サントリーニ島の先っぽにある町Oiaの様子。サントリーニの中心の町フィラと比べてもう少し高級感の漂う町だった。 | |
サントリーニ島の夕焼けは、今まで見たどの夕焼けより美しかった。雲の状態や天気により色合いが変わり、毎日飽きずに夕焼けを見にでかけたものだ。 |
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