フランス コルシカ島Mare a Mare Nord 2002.10.04 - 10.07

コルシカ島トレッキング

コルシカ島の主な登山コースには、島を15日間かけて縦断する登山路(GR20)と、東西海岸を結ぶ横断路が3つ(Mare a Mare 北・中央・南)、また海岸から島中央にある山岳部へ歩き、同じ出発点へ別のルートを通って戻るコースが2つ(Mare e Monti 北・南)ある。GR20は起伏が激しく、食料の調達が難しい個所もあるので、前もってどれ位の食料が必要かと、水の確保が出来る個所を詳しく調べておく必要がある。また、山小屋のほとんどは、夏のシーズン中しか開いていないので(10月にはほとんどが閉まっていた)、山小屋が確保できるかも前もって確認が必要である。それ以外のコースは比較的簡単で、また宿泊設備も整っている。これらの登山路は交差するので、IGNの地図を頼りにいろいろなコース設定をする事が可能である。

私達が訪れたのはもう10月に入り、GR20沿いの山小屋はほとんどが閉鎖された後だったので、東西海岸を結ぶ横断路のひとつであるMare a Mare Nordをオタからヴェルジオ峠まで2日かけて歩き、そこからGR20に入って北に向けて2日間歩く事にした。しかし最終的にはGR20の景色が思ったより良くなく(ロンリープラネットによるとここのセクションは、GR20の中の6つのハイライトのひとつである)、唯一開いている宿泊設備がかなり原始的なので、GR20は一日だけ歩く事にして、町に下りる事にした。

地図

私達が利用したのはIGN地図の 4150 OT "PORTO CANLANCHE DE PIANA" と4250 OT "CORTE MONTE CINTO"の二つである。この他にもIGN地図は島中を全てカバーしているので、コースに合わせて町の本屋で購入できる。

登山路への交通手段

電車は島のごく一部しかカバーしていないので、バスを頼りにする事が多い。しかし夏のシーズンを外れると、バスが運休となるルートが多いので、最悪の場合ヒッチハイクとなる。しかし、コルシカ島ではヒッチハイクをしても停まってくれる車がとても少ない。私達の場合は3時間待ってようやくパリ出身のコルシカ島で働く若い女性が停まってくれた。電車やバスは走っていても本数は少ない、電車は一日に数本走り、バスは一日に1本しかないルートが多いので、電車やバスの接続に4〜5時間待ったりはざらで、1日に移動できる距離も限られている。
オタとエヴィサの間にあるヴェッキウ橋は石造りで風情がある。この登山道をエヴィサ方面に歩いていくとスペルンカ渓谷へたどり着く。
エヴィサとヴェルジオ峠の間にある、自然の湧き水がたまった場所。
東西海岸を結ぶ登山道は、コルシカ島を15日間かけて縦断するGR20と交差する。私達はGR20の1日分のルートも歩いた。
峠の上からGR20の東側を見下ろしたところ。遠くにこの日の夜泊まったアルベルタッセの町と湖が見える。

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