中国 新彊ウィグル自治区カシュガール・ウルムチ 2002.08.02 - 08.06

シルクロード・ウイグル人の町

カシュガールは2000年に渡り、シルクロードの重要な中継点として栄えた。住民の半分以上はウイグル人で、その他はタジク人、キルギス人、ウズベク人、漢民族がいる。中国というよりは、中央アジアという雰囲気の方が強かった。ウイグル語はトルコ語系であり、数字はトルコ語とほとんど変わらない。こんな所でトルコで覚えた片言のトルコ語が役立つとは思わなかった。

トルファンとカシュガール間1400kmに渡り変わりゆく車窓の景色
敦煌からトルファンの数百メートル西までは、このような灰色の砂漠が広がる。 灰色の砂漠から西へ行くと、このような緑のある景色と変わっていった。
トルファンを出発して6時間後には、標高2960メートルの草原へやって来た。遠くには雪山が見えて、その景色の美しさには電車の乗客全員が魅せられていた。 タクラマカン砂漠の西側に向けて山を下りていくと、岩山はオレンジ、赤、紫色のきれいなグラデーションを見せてくれた。

カシュガール日曜バザール
モスク等に訪れる時の為に、スカーフを買う私。 1元 (約15円)でこのおじさんは、頭と顔を剃り、鼻毛を切り、優しくこめかみをマッサージしてくれる。
ヤギの品定めをするおじさん。 その近くでは、茹でたヤギの頭を売っていた。

市内から5キロ離れた所にある香妃墓は、きれいなタイル細工の建物で、とても落ち着く場所である。
モスクの隣で古本をうるおじいさん。
この歯医者さんはちょっと怖すぎる?


世界で一番海から遠い日本料理店

新彊ウィグル自治区の中心地ウルムチは、世界で一番海から遠い町である。その町で日本人料理人が経営する日本料理店がある。城市大酒店内にある「平政」では、落ち着いた店内で、本格的な日本料理を堪能できる。値段もとても良心的である。私達は一人60元の食べ放題を試した。寿司、刺身、てんぷら、焼き魚、揚げ豆腐、和風サラダなど約20種類の料理から好きに選んで食べられる。バックパッカーにとってはかなりの出費だが、しかしこの値段で元を取れるのかしらと気をもんだりもしてしまった。魚介類は上海から空輸しているそうだ。「平政」のおかげで、これからの旅の滋養を蓄えられた気がする。
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